Business Trip
たまにある東京への出張
今回は13時から17時までの会議だったので
午前中は東京都現代美術館へ
スペイン、ラテンアメリカの現代アートを紹介する
「驚くべきリアル」
と日本の若手作家を紹介する
「MOTアニュアル - フラグメント」
両方とも面白かった。
一番印象に残ったのは福田尚代という人の作品
活字をひたすら切り抜いたり
消しゴムをフレーム部分だけ残してくり抜いたり・・・
現代美術はそのコンセプトを如何にプレゼンできるか
みたいなところが重視されることが多いように思うけど
福田尚代さんの作品も勿論
そういう意味では簡単に意味づけできそうなんだけど
そんな意味づけをあざ笑うような
精緻な手作業によって作品が出来上がっている
いくらコンセプトが明確でも手の動きが伴わなければ
絶対に成立しない作品
そしてその作業が極シンプルであるが故
コンセプト不在でも作品が産まれ得るような作品
あるべきものの不在が語られながら
そこに残された「モノ」の圧倒的な存在感
流行とは逆行するような
小さく、小さく凝縮してゆく世界観も面白かった
ミュージアムショップで「仮名綴り」という本を買って帰る
どの作品も面白くて
2時間少々では全然見足りなかったけど
会議に遅れるわけにもいかないので
移動中むせながらコンビニのおにぎりを頬張るという有様に
会議を終えてからは羽田へ直行
寿司幸で一通り握ってもらう
イカ、小鯛、海老、蛤、鯵、カワハギ、中トロ
カンパチ皮炙り、コハダ、椎茸、穴子
って感じだったかな
白ビールもうまくて大満足
それにしても東京という大きな街にいくと
把握しきれない膨大な情報の中で生きてるんだなということを
あからさまに見せつけられる
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コメント
僕は根が田舎者なので、東京に行くと人の多さに嫌気が差すこともしばしばなんですが、
そういうことを置いといて、混沌とした感じに写真を撮りたい気持ちはあります。
ビジネスホテルに到着すると、ビクビクしながら毎度夜の街をブラブラしてみたり、
緊張しながらいろんな飲食店を覗いてみたり…。
街って人間のいろんな欲の塊みたいに見えてとても面白いです。
それにしても短い時間をとても有効に活用されたんですね。
アートに寿司…。
見習いたいです。
投稿: iidacamera | 2014/03/03 19:16
iidacameraさん コメントありがとうございます&亀レス申し訳ありません 報告書その他に忙殺される日々で・・・
東京に限らず今はどこの街も一定の間隔で目にするコンビニだったり、コピーペーストを延々繰り返したような景色の中で、それでもその重なり方や密度の変化が(少し距離をおいてみると)新しい景色を描き出していたり・・・
そういうのは受動的に移動している間に強く感じます。地下鉄だとそうはいかないんですが、高架の上を走る高速道路だとか新幹線からの俯瞰的な景色に惹かれるのはそういうところなのかなと思ったりもします。
iidacameraさんも長崎で車窓から沢山シャッターを切られたようですが、このエントリーの2枚目も羽田に向かうモノレールからGRのシャッターをひたすら切りまくった中の1枚で、そのうち、他の写真もアップするかもしれません
短い日帰り出張の間にスケジュール詰め込み過ぎるのは貧乏性のなせる技ですね(^_^;)
iidacameraさんの横浜レポートも楽しみにしております(^_^)
投稿: bonyaly | 2014/03/04 12:59