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日曜日の朝はいつもより少しゆっくりスタート
ちょっと用事があってオヤジの家に行ったら
学生時代の懐かしい写真が出てきました
8ミリカメラを回す赤いウインドブレーカーが僕、
ニットキャップにオリーブ色の上着が後輩
きれいなガラス製になる前の高松港赤灯台
そして、銀嶺というガスライト紙は
福武書店の「PHOTO JAPON」という雑誌でみた
大坂寛氏の作品に影響されてやってみようと買ったものの
あまりに露光時間が長いことにしびれをきらして
結局箱の中はほとんど手付かずのままもう40年近くになりますか・・・
かつてプレゼンに使ったスライドが
マウントホルダーに入ったままで出てきたので
透かして仏壇をパチリ
銀嶺の箱の落書きは
マウントされたスライドを光にかざしているところですね
古い雑誌もいろいろ出てきました
昔は熱心に自転車にのっていたのです
ケリー、バン・デ・ポール、ロッシュ、ルークス80年台後半のスターです
中野浩一もこの頃は現役でしたね
ちなみにこの本は「男の肖像」という稲越功一氏の写真集
根津甚八、長嶋茂雄、渡辺貞夫、中村吉右衛門、和田誠・・・・・
先日どこかでみかけた小林麻美の「la rose noire」は今日は行方不明
その後ろのBicycle Club というのもお金のかかった雑誌でしたね
雑誌メディア最盛期だったのではないでしょうか
そんな時代は写真雑誌も豪華なものでした
これは福武書店の「PHOTO JAPON」をスクラップしてあったもの
キラ星のごときスター写真家達のことをこの雑誌で知りました
そういうスクラップの中にこんなものもありました
これは日本カメラだったかな?
実はここしばらく道具と使い手の関係についていろいろ考え
なにか新しいカメラを買おうと考えていました
自分が何をしたいのか
自分は何をしたいのか
自分を研ぎ澄ましたいという想いはあって
いつも三脚を持ち歩く覚悟で
思い詰めてシャッターを切る感じでsd quattroが欲しいなとか
いやいや、光量の乏しいシーンやハンドリングも併せて考えると
現実的なバランスポイントはX-Pro2の買い足しでしょうとか
いいカメラ、欲しいカメラはいろいろあるけど
手は2本、目は2つ、身体は一つ
そして最近は殆どシャッターを切っていなかったり
カメラさえ持ち歩かないことがあったり
そんな時にこうやって、懐かしいあれこれを眺めて写真を撮っていて
実際はこういう記録が多いよな と
結局自分自身を深く見つめる・研ぎ澄ませるところからは
最も遠いRX100を注文してしまいました
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コメント
小さいカメラって、ある意味ではいろいろと閑雅を巡らせながら撮るのに、
最良のものなんじゃないかと思います。
荷物になるカメラを持って、わざわざ撮るんじゃなくて、
自分の日々の動きに携行することで、思索する方がメインになるというか、
上手く言えませんが、その時々で最適解が違うのがカメラとかレンズ、
っていう道具なのかなぁって思います。
逆にビジネスの写真では流行はその時々であるわけですが、
道具は常に一定のものを持っていればOKなのが面白いなぁって思います。
写真ってすごく思想的というか、哲学的なんですね。
投稿: iidacamera | 2017/02/27 03:16
すいません、先のコメント、一行目変換ミスです。
「閑雅」→「考え」です。
だいたい、「閑雅」って意味知らないです、僕。(笑)
すいませんでした。
投稿: iidacamera | 2017/02/27 03:21
iidacameraさん コメントありがとうございます
プロの道具っていうのはポテンシャルが高い一方
それを引き出すには、それなりの技術や注意が必要で
今はたとえ真似事でもそういう余裕がないので
RX100のチョイスが僕の正解に一番近いのでしょうね
いつかじっくりカメラを構える余裕ができる日を
内蔵EVFを覗いて探すことにしますw
1週間ぐらいで入荷しそうってことで待ち遠しいです
投稿: bonyaly | 2017/02/27 08:05