to Kochi
高知県立美術館で開催中の
「チームラボ 踊る!アート展 と 学ぶ!未来の遊園地」
を見てきました
夏休みの子どもたちで大盛況で
2007年MIMOCAでのネト展を思い出しましたが
あれよりもっと賑やかだったかも ちょっとビックリ
メディアアート・インタラクティブアートは技術的に可能なことが
飛躍的にどんどん 進歩していってますが
そうなってくると提示側のセンスというのか見識というのか
引き出しの多さというのか、そういうモノの重要性が
一層増してくるんだろうなあと思いました
勿論、石元泰博写真室も見てきました
今回は8×10で撮影された1980年代の東京 山手線界隈の光景
80年代なんて、ついこの間のように思っていましたが
精緻に描写されたモノクロ画像から
30年前がどれほど遠いのかを見せつけられたというのか
最近、ともすると自分の内側ばかりに向いてしまって
あまり省みていなかった写真の「記録性」の重要性を
改めて感じさせられました
− こちら側が35mmで恐々へっぴり腰で
盗み撮りみたいにやると怒られてしまうんだけど、
逆に大きなカメラで「逃げも隠れもしない」
って感じでこっちが堂々とやってるから、
全然文句言われないんです −
という石元氏の言葉も印象に残りました
当時約70歳の石元氏はカメラだけで約6キロ、
その他にケース、レンズ、三脚などの機材を
アシスタントも使わずに持ち歩いて撮影を行っていたそうです
とても精緻な写真なのですが、
撮影する石元氏自身の影が写ったポートレイトなんかもあって、
大掛かりなシステムなのに
その重さが全く感じられない凄みを感じました
最近高知に行くとなぜか大抵昼食は「團十郎」のカレーです
今回もまたホットピーマン
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コメント
石元泰博氏のおっしゃってることにとても共感します。
写真も見たいです。
大がかかりな機材で軽快な写真、最近すごく惹かれます。
小さいカメラなら現場の空気を壊さずそっと撮影できる、っていう話を間に受けて、
ストリートではライカやGRが正しい、ってずっと思ってましたが、
ここ数年、どっかりと腰を据えて撮る、っていうのが、
自分の撮り方だということに気づいてしまって、そうなると重量が許せるなら、
大きいカメラでも関係なくなってしまいました。
先日いただいたコメントの通りですが、結局やりたいことがあるなら、
それに合わせた機材を選ぶだけなのかもしれませんが。
投稿: iidacamera | 2017/08/16 13:34
iidacameraさん コメントありがとうございます
高知県立美術館の石元泰博写真室、
とても小さなスペースですけど丁寧に展示がされていて
ゆっくりじっくり写真を見ることができるんですよ
最近は写真の展示をデータから
インクジェット出力でするところも多いのですが
ここはちゃんとゼラチンシルバープリントだそうです
そして毎回驚かされるのがスポッティングの跡が全く見られない
実に丁寧なプリントの数々!
圧倒されます(そこまで喜にしていない人が殆どなんでしょうけど)
写真の記録性ということにも少し感じるものがあったんですが
今時だったらそういうデータが埋め込まれていても
邪魔にならないんだし、
GPSデータを付けたりした方がいいのかな などと思いました。
実は昔買ったコンパクトカメラにGPS機能付きのものがあったり
ドライブレコーダーがそうだったりするんですが
「作品」としての「写真」を撮るカメラにも
そういう機能があったほうがいいのかもしれないな
なんてことも思いました
大掛かりな機材でも軽快な写真
居合だったり、俳諧の「かろみ」なんかに通じる
日本的な感覚なのかなあとちょっと思ったり
機材のセッティングに手間がかかるから
逆に画質が十分じゃないからとか
一切のエクスキューズを排除してはじめて
あの軽さがでるんだろうなと思いました
iidacameraさんの仰る通り
やりたいことに合わせて機材を選ぶだけのことで
(パラドキシカルなんですが(^_^;))
機材がなんであるかなんて関係ないんでしょうね
投稿: bonyaly | 2017/08/16 20:04