Think about the Work
今日は午前中に高松市美術館の
コンテンポラリーアートアニュアルvol.8(社会を解剖する)を
午後は直島の瀬戸内「緑川洋一」資料館を
みてきました
(社会を解剖する)では照沼敦朗さんの「ミエテルノゾム」君の左目
多分ターレット式シネカメラのイメージなんでしょうけど
最新のiPhone11proみたいでちょっとゾッとしたというか・・・
緑川洋一さんは有名な写真家ですが
写真を生活の糧とはしておらず生涯歯科医師として仕事をしており、
休日に撮影を行っていました
今回の展示では比較的初期のモノクロ作品を中心に紹介されていましたが
これは今のようなファインアートとして意図された作品ではなく
当時主流だった組写真や写真集として成立させることをより強く意識した
ルポルタージュとしての写真でした
それらは瀬戸内の漁業や工業、鉱業など
さまざまな社会的な課題、問題を採りあげて取材しているものでしたが
「報道」を生業とするものではないのに
それらの問題に踏み込んでいくということについて
葛藤がなかったのかなと少し思いましたが
生活の糧にする仕事が他にあるからこそ
バイアスのかかっていない自由な立場で
それらに向かい合えたのかななどと思ったりもしました
今日は偶然この展示のキュレーターをされている
下道基行さんという現代美術家?写真家?の方にお会いすることができました
「Web写真界隈」での「Torii」の紹介や 掩体壕を取材した作品
国立国美術館での「他人の時間」(これもToriiでしたね)、
岡山芸術交流2016での『14 Years Old & The World & Borders, Okayama』
など下道さんの作品に接する機会はいろいろあったのですが
実は数年前丸亀で開催された「見えない風景」という
下道さんのワークショップにも参加したことがあって
その時にもいろいろお話しさせて頂いたのです
今日もいろいろと興味深いお話しをお伺いすることができました
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