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「窓」とはなにかということについては
様々な解釈があるだろうけど
MIMOCAの窓展では
世界を切り取る「枠」としての窓
世界を切り取る構造としての窓
にフォーカスが合っているものが
多いように感じた
しかし、僕個人的には
コンタクトしない関係性の象徴
としての窓に興味がある
つまり窓と扉の違いは
そこを通じて実態というのか存在全体が
出入りする(ことを前提としている)
かどうかが重要なのであって
窓を通しては光や匂いや音、
時にメッセージを込めたモノ
あるいは手などの身体の一部
が出入りして
視覚や嗅覚や聴覚や触覚を伝えるのだけど
窓の外、あるいは中の世界に
自身の存在全体を置くことがないもの
それは時に
例えばドラマの演出でよくあるような
ガラス越しのキスのような
とてももどかしくて
切ないものであったりもするのだけど
宇宙船から美しい地球を見るように
(我々はそれを更に映像という窓から見る)
重大な危険から身を守ってくれているもの
であったりもして
庭の小鳥を眺める窓際の猫というような
微笑ましい光景も
夕暮れの帰り道で匂ってくるカレーの匂いに
思い浮かべる幸せな食卓のイメージも
聞こえてくるピアノを練習する音で
実際以上に美化された過去を思い出すのも
窓というシステムの「約束」がなせる技
ではないだろうかと思ったりもする
そんなコンタクトしない関係性の象徴
としての「窓」ということでは
横溝静の「Stranger」や
ユゼフ・ロバコフスキの「私の窓から」
がとても興味深かった
X100Vで犬を撮っていて少し硬く写りすぎるな
と感じたので今更ながらいろいろ設定を微調整
正月休みに息子の助手席でドライブ
思っていたよりクルマの扱いが上手くて
ちょっと嬉しかったけどそんなことはおくびにも出さず
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コメント
こんにちは。
自分の息子をお昼寝のため寝かしつけた後、息子さんの助手席に乗られた、
って言うブログでちょっとドキッとしました。
本当に成長って早いですね。
中学生の頃のお子さんのポートレートを見せていただいたのが、つい最近のようです。
どの写真だったかなって思ってbonyalyさんの過去のブログを探してるうちに、
1時間くらい経ってしまいました。笑
X100Vの写りの硬さって、レンズの周辺までの破綻のない写りとトレードオフなのかも、
って思いますが、確かにアスティアに設定しても、デフォルトだと結構コントラスト強いです。
不思議ですよね。
僕はしばらくこの硬さを楽しんでみようかと思って、画像設定弄らずに置いてます。
投稿: iidacamera | 2021/01/09 11:55
iidacameraさん コメントありがとうございます。
いやほんと時間の経つのは早いですね
iidacameraさんの息子さんも
あっという間に大きくなっちゃいますよ
というか娘さんの成長ぶりにも驚かされますよね
一方で自分自身は老けたなあというか
知らない間に廻りのいろんなものが変わっちゃったなあ
って思うのは
結局自分自身の中身は
変われてないってことなんだろうなあと・・・(^^;
X-Trans CMOSの写真って
コントラストやシャープネスを落としても
ボヤッとしないというのか
スッキリした感じが維持されるように思いますので
もう少しいろいろトライしてみようと思っています
投稿: bonyaly | 2021/01/09 21:07