Ivoire

今度のシトロエンのボディカラーはマティボワール
Mat Ivoire マットな象牙色 という意味だそうです
Ivoireはフランスで伝統色を表す言葉として定着しているようで
我々が印鑑なんかの象牙を思い浮かべるものよりは
茶色が強い感じですね。
似た色にサーブル（砂色）がありますがこちらの方が
我々の思い浮かべる象牙に近いかもしれません

それにしてもシトロエンの色の表現はユニークですね
この前のC5はブランバンキーズ　流氷の白
その前のC5はヴェールプチブレ　若い小麦の緑
という名前の色でした。

フランスの人はワインなどの味や香りを表現するのに
いろいろな果実やナッツ、花や土壌や乳製品に例えたりしますが
曖昧な表現の多い日本人には新鮮です

ただ、僕自身は
ブランバンキーズは流氷のような青白さではなく
山の雪のような彩度のない白さだと思いましたし
ヴェールプチブレも風にそよぐ若い小麦と言うよりは
深い森の揺らぎない濃い緑のように感じました

そういえば昔載っていたVWは　シャガールブルー　という
色でしたが、シャガールと言うほどは哀愁を感じず
むしろちょっと陽気な感じがしたものでした

ものの感じ方というのは人それぞれですよね

でもこの象牙色なかなか良い色だなと気に入っています

2月にオーダーしていた写真集が半年以上経ってようやく届きました