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2024/02/19

Burn | Overflow

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東京国立近代美術館 中平卓馬 火 | 氾濫 
サーキュレーション -日付、場所、行為 【シカゴ美術館での再現展示(2017年)の際のプリント】

 

 

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先日、東京国立近代美術館の 中平卓馬 「火|氾濫」をみてきた

流行りの現代アートでは表現を鳥籠から解き放つようなパフォーマンスが
得意げに繰り返されているが

そんなことはもう随分と昔から
行われていたのだよなあ

体制に阿ることなく、既成の価値観に異議申し立てをすること
中平の写真に添えられた、あるいは中平の写真が添えられた
寺山修司の痛快な文章にニヤリとしつつ、
彼らの振り上げた拳の力強さを少し羨ましく思った

それに比べると我々が戸惑いながら振り上げる拳の
なんと弱々しいことか

その理由はおそらく、我々の拳を支える足元が
空っぽで宙ぶらりんだからなのだろう
我々の足元は中平らによってすっかり解体されてしまって
踏ん張ることができないのだ

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このあと市ヶ谷で用事があったので
北の丸公園から靖国神社をゆっくり歩いて向かった
2月にしては驚くぐらい温かい日で
風は強かったのだがとても気持ちの良い散歩日和だった



 

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コメント

行かれたんですね!
羨ましいです。

最近刺激に飢えてます。

やっぱり戦後の貧しかった日本から出てこられた方々の、
ムンムンした熱気みたいなものって今の人間には出せないですね。

詳しく無いですが、アメリカで公民権運動が盛んだった時期の、
ジャズと似ている気がします。

時代ってすごいなぁと思うことが多いです。

僕もムンムンしたいんですが、難しいですね。

投稿: iidacamera | 2024/03/17 10:02

iidacameraさん コメントありがとうございます
結果的に「写らない」ということに怯ます
シャッターを切る力強さを感じました

勿論今だっていくらでもシャッターは切れるんですが
最終的な画像を得るまでの手間もお金も桁違いだった頃の
そういう行為には少し違った意味があるんじゃないかなと

なので行為として中平卓馬と同じ事をしていてもダメなんですよね

もはや手応えがあることを期待していては
ダメなのかもしれないななどと思いました

投稿: bonyaly | 2024/03/17 22:08

行為として中平卓馬と同じことをしていてもダメ、は沁みますね〜。

あまり言葉で理解したことがなかったのですが、僕が写真を撮り始めて、
最初の10年以上、ずっと違和感を感じていたことなんだろうなぁ、
と思います。

いまでもちょくちょく同じ過ちを犯してしまいますが。

肝に銘じたいと思います。

投稿: iidacamera | 2024/03/25 13:29

iidacameraさん コメントありがとうございます
中平卓馬自身 「アレ、ブレ、ボケ」が記号としてスタイルとして
商業的に消費されるようになると、ガラッと写真を変えてしまいましたよね
PROVOKEも3巻で終わってしまいました

そこまで突き詰めて、思い詰めて向き合うところまでは
いきませんが
目の前に提示されているものが、
あるいは自分が無意識にとったポーズが
スタイルなのかそうでないのかは
意識していたいなと思いました

投稿: bonyaly | 2024/03/26 07:29

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